診療案内
パニック障害
パニック障害とはどのような病気でしょうか?
パニック障害は、突然に何のきっかけもなく動悸や息切れ、呼吸困難、めまい、吐き気などのパニック発作が繰り返し起こる病気です。激しい動悸や息切れなどの症状は誰でも経験したことがあると思いますが、多くの場合、大勢の人前に出て緊張したり、何か恐怖を感じたなど、発作を起こすなんらかの原因があります。しかし、パニック障害の不思議なところは、パニック発作が特別な原因でもないのに起こるということです。そのため、一度経験してしまうと常に「また同じ発作が起こるのでは・・・?」と不安がつきまとうようになり、不安が不安を呼んでいてもたってもいられなくなってしまいます。そうすると、1人で外出で きない、電車に乗れないなど、日常生活に支障をきたすようになっていきます。
パニック障害の症状とは?
パニック障害には、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」という3つの症状があります。
パニック障害は何が原因で起こるのか?
脳内の3つの部分が変化していると考えられています。
パニック障害がこころの持ち方で起こる病気ではないとされているのは、最近の研究でパニック障害の患者さんは、脳の3つの部分に通常とは違った変化が起こっていることが指摘されているためです。脳の各部位のそれぞれがもつ機能に応じて、パニック発作や予期不安、広場恐怖などの症状があらわれると考えられています。これらの部位はお互いに影響しあって、ネットワークを作っています。
パニック障害は治療しないとどうなるのか?
症状は徐々に進行し、うつ病などの合併症を起こすこともあります。
パニック障害の治療法
薬によってまずパニック発作をコントロールします。 症状の進行度によっては、薬と認知行動療法などを組み合わせて行います。
パニック障害は、突然に何のきっかけもなく動悸や息切れ、呼吸困難、めまい、吐き気などのパニック発作が繰り返し起こる病気です。激しい動悸や息切れなどの症状は誰でも経験したことがあると思いますが、多くの場合、大勢の人前に出て緊張したり、何か恐怖を感じたなど、発作を起こすなんらかの原因があります。しかし、パニック障害の不思議なところは、パニック発作が特別な原因でもないのに起こるということです。そのため、一度経験してしまうと常に「また同じ発作が起こるのでは・・・?」と不安がつきまとうようになり、不安が不安を呼んでいてもたってもいられなくなってしまいます。そうすると、1人で外出で きない、電車に乗れないなど、日常生活に支障をきたすようになっていきます。
パニック障害の症状とは?
パニック障害には、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」という3つの症状があります。
| 1.パニック発作 パニック発作はパニック障害の中心となる症状で、強烈な不安や恐怖感を伴います。 病院で検査をしても、身体的な異常は見つからず、発作は多くの場合5分~20分程度でおさまります。また、発作が始ってから10分以内にピークに達し、何回も発作は繰り返されます。 パニック発作が起こりやすい生活シーン
|
| 2.予期不安 パニック発作がまた起こるのではないか、という漠然とした不安が常につきまとうようになることです。 このような不安なため、生活スタイルに変化が生じてくるようになります。パニック発作が改善しても、予期不安の症状が残ることがあるため、治療上も重要な症状です。 |
| 3.広場恐怖 広場恐怖とは繰り返しパニック発作を起こした患者さんが、以前に発作を起こした場所や、発作が起きたときにすぐに助けを得られないような場所を恐れることです。 その結果、患者さんはこれらの場所や状況を避けるようになります。 パニック障害の患者さんが避ける場所やシーン
|
パニック障害は何が原因で起こるのか?
脳内の3つの部分が変化していると考えられています。
パニック障害がこころの持ち方で起こる病気ではないとされているのは、最近の研究でパニック障害の患者さんは、脳の3つの部分に通常とは違った変化が起こっていることが指摘されているためです。脳の各部位のそれぞれがもつ機能に応じて、パニック発作や予期不安、広場恐怖などの症状があらわれると考えられています。これらの部位はお互いに影響しあって、ネットワークを作っています。
| 大脳 |
| 思考や意思などの高度な精神活動に関わる場所です。パニック障害ではこの部位のセロトニンの分泌異常により、回避行動などが生じると考えられています。 |
| 大脳辺緑系 |
| 本能的な不安や興奮が生まれる場所で、ここで分泌されるセロトニンという物質がその調整を行っています。 パニック障害ではこの部位のセロトニンの分泌異常により、漠然とした強い不安が続くのではないかと考えられています。 |
| 青斑核・視床下部 |
| 青斑核は脳内で警報装置のような役割をしていて危険があるとシグナルを出し、このサインを視床下部がキャッチし血管や心臓、汗腺に反応を起こします。 パニック障害では、この部位の誤作動により、危険がないのにもかかわらず、パニック発作が起こってしまうのではないかと考えられています。 |
パニック障害は治療しないとどうなるのか?
症状は徐々に進行し、うつ病などの合併症を起こすこともあります。
- はじめてのパニック発作が起こる
- パニック発作が繰り返す
- 心気症的傾向
- 予期不安
- 広場恐怖
- うつ状態
パニック障害の治療法
薬によってまずパニック発作をコントロールします。 症状の進行度によっては、薬と認知行動療法などを組み合わせて行います。
| 薬による治療 |
| パニック障害は治療しないと徐々に悪化していきます。そのため、抗うつ薬、抗不安薬などの薬を使って、完全にパニック発作をコントロールします。はじめてパニック発作を起きてから、2~3ヵ月以内にきちんと治療を受けることが大切と言われています。パニック障害を長引かせないためには予期不安や広場恐怖がまだ強くはなっていない、この時期にきちんと治療を開始することが重要です。 |
| 認知行動療法 |
| 薬と組み合わせて認知行動療法を行うこともあります。発作に関係した場所や状況を避ける回避行動が強い場合には、患者さんが避けている状況に少しずつ挑戦していきます。この治療方法をエキスポージャと言います。 |


