医院ブログ

成長ホルモンと睡眠・体の疲れの話し

2014/06/06

寝る子は育つ「寝る子は育つ」と言うことわざが昔からあるように、人間の成長と睡眠には深い関わりがあるのです。

成長ホルモンの分泌量は、新生児の頃から幼児期に多く、思春期で分泌量は最大となり、その後年齢とともに分泌量は徐々に減少していきます。成長ホルモンは成人になっても一定量は分泌されており、肌の再生や病気への抵抗力の維持など、健康や若さを保つ上で必要不可欠なホルモンなのです。

 

ただし、成長ホルモンの殆どは寝ている間に分泌されるため、成長ホルモンの安定した分泌には、同じく『安定した睡眠』が必要になります。

成長ホルモンは身体のメンテナンス役

成長ホルモンの肌への効果成長ホルモンと聞くと、『子供に必要なもの』というイメージが強いかも知れませんが、成人以降にも成長ホルモンは分泌され、睡眠が重要なのです。

睡眠時に分泌される成長ホルモンには、運動や労働、怪我などで疲労・破損した体組織を修復・再生する働きがあります。睡眠を取ると疲れが取れるのは、睡眠中に成長ホルモンが身体のメンテナンス(調整・修復)をしてくれているからなのです。睡眠が不足すると、身体が十分にメンテナンス出来ないので、疲れが取れない状態になってしまいます。成長ホルモンは、身体の様々な組織の修復・再生をする働きがありますが、肌もその一つです。

成長ホルモンは、睡眠中に肌の新陳代謝を活発化させたり、血行を良くして肌の老廃物を取り除いたりしてくれるため、美肌の維持、シミやシワの防止には欠かせません。睡眠不足や生活習慣が乱れると、成長ホルモンの分泌が減り、肌荒れなどの原因になりますので、規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠時間を確保しましょう。

成長ホルモンの肌への効果

  • 美肌の維持
  • シミ・シワ防止

気づかない内に蓄積される睡眠不足

ここでひとつの例え話です。

現代社会では飛行機を利用しての移動・旅行は特別なことでありません。G.W.のニュースで成田空港ロビーの映像が出て、お土産を抱え、日焼けした旅行者をよく見ます。

しかし、便利な飛行機といえども、定期的なメンテナンスが必要です。一定の時間、飛行した飛行機は法定点検と言い、決められた点検を受けなくてはなりません。

人間も同じです。

仕事が忙しくなり、以前よりも1時間、睡眠時間が短くなったとしましょう。月で換算すると、30時間に及びます。

貴方は幾ら安いLCCだからと言って「30時間も整備していない飛行機」には安くても乗らないでしょう?

「まだまだ大丈夫」と思っていてもボディーブローの様に、見えないところに歪みが起きて身体は悲鳴を上げているかも知れません。

身体に起これば自律神経症状ですし、メンタル面に起これば気分障害(抑うつ状態)となる可能性があります。

夜更かし・睡眠不足は万病の元、くれぐれも睡眠は十分とるようにして下さい。

飛行機と入道雲


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